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第三灯『白き社長~肩書は幻想』
社長、部長、責任者―そうした名は、その人自身というより、その人の上にそっと載せられた、一枚の面のようなものです。
そして面というものは、ただの飾りではありません。
ひとたびそれをかぶれば、まわりの目がそこへ集まり、判断が求められ、責任が寄せられてくる。面とは、重さの集まる場所なのです。
だからこそ人は、その面を軽々しくはかぶれない。かぶった以上は、集まってくる重さを引き受けねばならないからです。

白社長
3 時間前読了時間: 11分


第二灯『はじまりの仮想現実』
仮想現実―バーチャルリアリティという言葉は、つい近頃のもののように響きます。
眼前に立ち上がる三次元の世界、頭にかぶる装置、計算機の生み出す光の風景。
けれど、目の前にないものを心のなかにありありと立ち上げ、あたかもそこに在るかのように畏れ、祈り、もてなす―その営みそのものを仮想現実と呼ぶのなら、人はそれを、装置を持つよりも、文字を持つよりも、はるか以前から行ってきたのだと思うのです。

白社長
5 時間前読了時間: 11分


第一灯『梅雨の付喪神』
店の天井も壁も漆喰の白で、本来なら明るくあるべきはずのものを、灯りはわずかな白熱灯の、ほのかな赤みだけに任せて、わざと薄暗く沈めてある佇まい。
その薄暗がりのなかに、古い食器やこまごまとした小物が、半ば影に没しながら並んでいます。
ところが、ただ一方の窓からのみ、雨を透かしてきた蒼い外光が、まるで遠慮でもするように、そっと忍び入ってくる。
すると、その光の届く一隅だけが、ほのかに濡れたように浮かび上がり、あとは深い影のなかへと、光は溶けていきます。
この、明るみと暗がりとの、なんとも言えない曖昧な境目のあたりに、私は美を覚えます。

白社長
6 時間前読了時間: 8分


陰翳録をはじめるにあたって ― 「第一灯 / 付喪神」掲載前に
「陰翳録」技術は、未来へ人の思いを伝える新しい器のひとつにすぎません。
けれど器が新しくなったからといって、そこに込めるものまで、新しくなければならない理由はないと私たちは考えています。

白社長
6 時間前読了時間: 6分

XR / Metaverse & 3DCG
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