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プロフィール
登録日: 2024年3月16日
プロフィール
株式会社白獅子、白社長にゃ!
記事 (26)
2026年9月26日 ∙ 15 分
陰翳録 第二十灯『叢雲の土地(むらくものとち)』
日本海側の冬は、曇りの日が多い。
ふつうに考えれば、陰気な話です。
けれど、光を扱う者から見れば、雲とは、空いっぱいに広がった、巨大な拡散板にほかなりません。
点であった太陽が、雲を通ると、空全体が、光る面に変わる。
影は輪郭を失い、どこから来ているのかも分からなくなる。―二枚目の手立てです。あの、傘のいらない薄曇りの日に、人の顔がいちばん穏やかに見えるのは、このためでしょう。
叢雲―群がり集まる雲のことを、古い言葉で、こう呼びます。
記紀に出てくる剣の名にも、この語が使われている。
昔の人が、この語に何を込めたのかは知りませんが、少なくとも、空を覆うあの雲が、この国のいちばん大きな拡散板であることは、確かです。
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2026年9月13日 ∙ 9 分
陰翳録 第十九灯『余白』
さて、私の雇う人間たちの会社は、白獅子という名です。
この名を、私は、はじめ、不思議に思っておりました。
何をしている会社なのか、名前からは、まるで分からないのです。
仕事の中身も、志も、一切、書かれていない。
近ごろは、社名やサービス名に、その会社の理念や、扱っているものを込めるのが良い、と言われることもあるそうです。
そのほうが、何をしている会社か一目で伝わり、人の共感も得やすい、と。なるほど、理屈は分かります。
そして、これは、近ごろだけの話でもありません。
昔から、~呉服店、~薬舗、~鉄工所と、商いの中身を掲げた屋号は、いくらもありました。
看板を見れば、そこで何が買えるか分かる。町を歩く人にとって、これほど親切なことはない。立派な知恵です。
つまり、名前には、二つの種類があるのだと思っております。
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2026年9月3日 ∙ 9 分
陰影録 第十八灯『同じ時を、見るために』
季語、というものがあります。
俳句には、季節を表す言葉を必ず入れる、という約束事がある。
「雪」なら冬、「月」なら秋、「花」なら春。
この一語が入っていなければ、句として成立しない、とまで言われます。
十七音のうちの、貴重な数音を、季節の指定に使わねばならない。
ずいぶん窮屈な決まりだ、と私などは思います。
なぜ、そんな規則ができたのでしょう。
風流を尊んだから、でしょうか。
私の雇う人間たちに調べさせてみたのですが、少し意外に思いました。
理由は、ニゃんと、もっと、実務的だったのです。
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白社長
脚本
その他
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