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プロフィール
登録日: 2024年3月16日
プロフィール
株式会社白獅子、白社長にゃ!
記事 (16)
2026年7月19日 ∙ 11 分
第十灯『式神(しきがみ)』
ところが、私の雇う人間たちが作ろうとしているのは、それとは、まるで逆のものでした。
わざと、人間に近い、不完全な者を作ろう、というのです。
感情的で、疲れると力を出せず、こちらの物言いひとつで、反応が変わる。
とにかく、手のかかる相手を。
なぜ、そんな手のかかるものを、わざわざ作るのか。
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2026年7月18日 ∙ 12 分
第九灯『まれびと』
さて、私の雇う人間たちが、いま作っているものの話です。
彼らは、実在する街や工場を、そっくり写し取って、画面のなかに双子をこしらえる「デジタルツイン」を、時おり手がけます。
本物はそこにあるのに、その双子が、遠くの人のもとへ、やって来る。
さらに彼らは、「メタバース」というものも作る。
こちらは、もっと不思議です。
そこには、実在しないものも、過去に消えたものも、まだ来ぬ未来のものも、そして、人の頭のなかにしかない幻さえも、呼び出して、訪れさせることができるのだといいます。
遠い場所だけではない。
過ぎた時も、来ぬ時も、心のなかの景色までもが、人のもとへ、やって来る。
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2026年7月14日 ∙ 11 分
第八灯『音づれ ―』
夏の盛りというのは、猫にとっても、実に厳しい季節です。
私はただ、いちばん風の通る廊下を選んで、腹を出して、伸びているだけ。
あとは、日が傾くのを待つばかりです。
ところが先日、そうして伸びておりましたら、軒先で、ちりん、と音がしました。風鈴です。人間が吊るしたのでしょう。
―そして、妙なことに、その音を聞いたとたん、ほんの少し、涼しくなったような気がしたのです。
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白社長
脚本
その他
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