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ぼうさいこくたい2026 in 鳥取 出展参加報告と御礼

1 時間前
読了時間: 6分

2026年10月17日(土)・18日(日)、鳥取県倉吉市で開催された「ぼうさいこくたい2026 in 鳥取(第11回 防災推進国民大会)」に、株式会社白獅子が出展いたしました。


今年は、2016年に発生した鳥取県中部地震から10年の節目にあたります。過去の災害を振り返り、これからの備えについて考える大切な機会となった本大会には、全国から多くの方々が訪れました。

前回の記事では、併設会場「ひなん生活技術展」の様子をご紹介しました。今回は、鳥取県立美術館の本会場で行った展示と、来場者の皆様との交流を通して感じたことをお伝えします。

開催概要

・名称: ぼうさいこくたい2026 in 鳥取(第11回防災推進国民大会)

・日時: 2026年10月17日(土)・18日(日)

・会場: 鳥取県立美術館 1F ひろま

・弊社ブース: B-069

・展示内容: 地震・水害・土砂災害・火災の災害体験VR、避難所運営VRのご紹介


「怖いけれど、頭に残る」― 来場者の声から

今回の本会場では、お子さん連れのご家族や地域住民の方々を中心に、多くの方にVRを体験していただきました。

特に印象的だったのは、これまでVRを体験したことがなかった方々の反応です。

体験後には、

「このリアルさは怖いけど、頭に残る」

「何かしなくちゃなと思う」

といった声を数多くいただきました。

なかでも、子どもたちの反応は強く印象に残っています。

土砂災害や水害の体験では、周囲が土砂や水にのみ込まれてしまう場面があります。そのような状況を体験した子どもたちからは、「これが現実じゃなくてよかった」という声が聞かれました。

普段の生活ではなかなか想像できない災害の危険を、VRを通して自分の身に起こることとして感じてもらえたのではないかと思います。

また、体験後に親子で感想を話し合う姿も見られました。

防災について家族で話し合うことは大切だと分かっていても、日常生活の中でその機会をつくることは、意外と難しいものです。

今回の展示では、VRでの体験そのものだけでなく、体験後に交わされる会話にも、防災について考えるきっかけがあると感じました。



災害の前も、その後も ― 白獅子のXR技術 ―

今回の展示を通して改めて感じたのは、VRの役割は災害の怖さを伝えることだけではないということです。

災害を疑似体験することで、これまで漠然と捉えていた危険を具体的に想像し、自分自身の行動を考えるきっかけが生まれます。

一方で、災害への備えは、安全な場所へ避難することだけで完結するものではありません。

避難した後には、避難所での生活や支援、さまざまな立場の人々への配慮など、新たな課題が生じます。

そこで白獅子では、これまでの災害体験VRに加え、来年度の展開を予定している「避難所運営VR」の取り組みについても、本会場でご紹介しました。

災害が発生した瞬間の危険だけでなく、その後の生活や避難所で生じる課題にも目を向けることは、防災をより幅広く捉えることにつながります。

白獅子では、XR技術を通して、災害を知ることから、実際の状況を想像し、自分や周囲の人に必要な行動を考えることまで、一連の学びを支えるコンテンツづくりを目指しています。


防災が「当たり前」だった私が、改めて考えたこと

私は高知県の沿岸部で育ち、幼い頃から南海トラフ地震や津波を想定した避難訓練に参加してきました。

そのため、地震が起きたら高い場所へ避難することや、日頃から避難場所を確認しておくことは、私にとって比較的身近なものでした。

しかし、今回、初めてVRを体験した子どもたちの「これが現実じゃなくてよかった」という言葉を聞いて、少し考えさせられました。

私自身、幼い頃から何度も避難訓練を経験してきましたが、実際に津波にのみ込まれる状況を経験したわけではありません。避難の必要性を理解していても、その危険をどこまで具体的に想像できていたのだろうかと感じました。

防災訓練を繰り返すことは、いざというときの行動を身につけるうえで重要です。一方で、訓練に慣れることで、決められた避難経路を通り、避難場所に到着すること自体が目的になってしまうこともあるのではないでしょうか。

今回、子どもたちの率直な反応に触れたことで、正しい行動を教えることだけでなく、なぜその行動が必要なのかを自分自身で理解することも大切なのだと改めて感じました。

また、災害への危機感は、必ずしも過去の災害経験や住んでいる地域だけで決まるものではないと思います。

災害を経験していない人であっても、目の前に危険が迫る状況を疑似体験することで、自分自身の問題として考えるきっかけを得られる可能性があります。

一方で、「怖かった」「何かしなくちゃ」という気持ちが、その後どのような行動につながるのかは、今回の展示だけでは分かりません。

だからこそ、体験した直後の反応だけでなく、そこからどのような学びが生まれ、日常の備えにつながっていくのかという点にも目を向けていきたいと感じました。



「怖かった」で終わらせないために

白獅子が掲げる「See, Change, Act! ― 見て、変わり、行動を。」という言葉には、体験を通して得た気づきを、実際の行動につなげてほしいという思いが込められています。

今回の展示では、来場者の方から「何かしなくちゃなと思う」という声をいただきました。

その言葉は、災害を知ることから、自分自身の備えを見直すことへと意識が向いた瞬間を表しているように感じました。

例えば、家に帰ってからハザードマップを確認すること、家族で避難場所を話し合うこと、地域の避難訓練に参加してみることも、身近な防災行動の一つです。

VRを通して感じた怖さや驚きが、こうした具体的な行動を考えるきっかけになればと思います。

そして、体験を提供する私たちも、単に「リアルだった」「怖かった」という反応に満足するのではなく、その先にある行動まで意識していくことが重要だと考えています。

今回の出展では、多くの来場者の方と直接お話しする中で、同じ体験であっても、年齢やこれまでの経験によって感じ方が異なることを実感しました。

そうした一人ひとりの反応や言葉を大切にしながら、これからも防災について考えるきっかけを届けていきたいと思います。

災害体験VRのご案内

白獅子では、自治体や学校、地域の防災訓練、企業の防災研修などで活用いただける災害体験VRを提供しています。

無料体験貸出もご案内しておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

また、併設会場「ひなん生活技術展」の様子については、こちらの記事でご紹介しています。

最後になりましたが、弊社ブースにお立ち寄りいただいた皆様、ならびに大会の開催・運営に携わられた関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。



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