地域の魅力を360°で体感──八丈島観光VR制作のご案内
- 広報SC
- 5月14日
- 読了時間: 4分
~観光と防災、体験型コンテンツでつなぐ地域の未来~
株式会社ノムラメディアス様のご依頼により、東京都・八丈島を舞台とした観光体験VRコンテンツを制作いたしました。
火山島ならではの雄大な自然や、歴史を物語る戦跡、海中でのクジラ遊泳といった多彩な魅力を、360°の没入映像で表現しています。

▼八丈町役場 企画財政課 観光振興ページhttps://www.town.hachijo.tokyo.jp/kakuka/kikaku_zaisei/kizai_sueyoshi.html
普段は災害・医療分野に特化した私たちですが…
弊社・白獅子では、岡山大学、京都大学防災研究所などと共同研究を重ね、災害体験VR(防災教育)や医療体験VR(行動変容型教育)の開発・運用を行っています。
その知見と技術を応用し、今回のような観光VRでも「学びと体験が融合する没入型コンテンツ」の制作が可能です。
「観光VR」と「防災VR」は矛盾しない──実は相乗効果があります
一見、観光と防災は異なる目的のように思えるかもしれませんが、近年では「観光防災」という分野が注目されています。
国土交通省・観光庁では、「観光資源を守り、観光客の安全を守るための防災」が重要であるとして、観光地での災害リスクの“事前啓発”を推進しています。
出典:観光庁「観光施設における防災対策の手引き」
例えば、
離島の観光地における 津波・台風・火山活動などへの備え
ハザードエリアにある名所に対する 避難動線の可視化
非常時の連絡・待避行動の 多言語対応・視覚教材化
などが重要視されており、観光客が「楽しく体験する中で、地域の防災意識にも自然に触れられる」設計が求められています。
私たちの強み:感動×記憶×行動
白獅子では、劇場用映画、PlayStationなどの家庭用ゲーム開発で培った3DCG技術を基盤に、人の「感情」と「記憶」に残る体験づくりを目指してきました。
観光VRでは地域への関心を惹きつけ
災害体験VRでは行動変容を促し
医療VRでは教育の習慣化を支援する
そのいずれもが、“体験を通じて人が変わる”という理念に基づいています。
八丈島の美しさとレジリエンスを届ける
八丈島は、美しい自然と同時に、火山や台風など自然災害とも共存してきた歴史を持つ島です。
その魅力とともに、自然の厳しさや地域の知恵を体験型コンテンツで伝えることは、未来の地域づくりへの貢献だと私たちは考えています。
観光と防災の融合:地域の魅力を活かした防災教育
観光資源を活用した防災教育の取り組みは、各地で注目されています。
例えば、徳島大学と株式会社オプトピアが提案する「Penumbral Tourism」は、観光を通じて防災意識を高める新しい形の防災教育です。
この取り組みでは、地域の観光資源を活用し、訪問者に防災情報を提供することで、地域の防災力向上を図っています。
詳細は以下の論文をご参照ください。
災害前の風景を記録し、復興への道しるべに
災害発生前の地域の風景を記録することは、復興時において重要な役割を果たします。
観光VRコンテンツは、地域の魅力を伝えるだけでなく、災害後の復興支援や防災教育にも活用できます。
例えば、兵庫県では「防災ツーリズム戦略」を策定し、観光と防災の融合による地域活性化を目指しています。
詳細は以下の提案書をご参照ください。
地域愛を世界へ届ける、私たちの使命
私たち白獅子は、地域の魅力を世界へ発信し、災害時にはその記憶を未来へ繋ぐことを使命としています。観光VRコンテンツの制作を通じて、地域の魅力を伝えるだけでなく、防災教育や復興支援にも貢献してまいります。
観光も、防災も、教育も。3DCGとVRで未来を創る。
観光業界、防災担当者、教育機関、自治体の皆様へ──
私たちは、ただの“映像屋”ではありません。
「誰に、何を、どう伝えるか」を研究と実証に基づいて設計し、行動を生み出す体験コンテンツを開発しています。
今回の八丈島の取り組みも、その一つです。VR/ARを活用した観光や防災の新しいかたち、ぜひご相談ください。
【関連リンク】
▶ 白獅子 公式サイト:https://www.snowlion.co.jp
▶ 災害体験VRの詳細:https://www.snowlion.co.jp/xr
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