山口市消防本部様のご協力のもと、弊社の災害体験VRの体験会と、救急隊員や市民の皆さまに向けた、災害、医療分野におけるVR技術の活用について勉強会を開催いたしました。 山口市消防本部の歴史と地域貢献 山口市消防本部は、1948年に設立され、山口市全域を管轄しています。 管轄面積は非常に広く、山口県内でも最大の消防本部です。
2005年の市町村合併に伴い、「山口市消防本部」として新たにスタートを切り、阿知須や秋穂、徳地などの地域をカバーするために新たな出張所を開設、市内全域の防災体制を強化してきました。
特に地域貢献においては、消防活動だけでなく、防災教育や地域住民の防火指導にも力を入れており、救急業務では済生会山口総合病院との協力で、医師が救急車に同乗する「ドクターカー」システムを導入するなど、先進的な取り組みを行っています。
また、過去には優れた救急活動や地域防災への貢献が評価され、数々の表彰を受けています。
災害体験VR体験会と情報交流
今回の体験会では山口市消防本部様の皆様へ災害体験VRをご体験いただき、特に迅速かつ的確な判断が必要な場面を、VRを通じて実感いただくことができました。
また、岡山大学や岡山市消防局との共同研究の成果として、災害VRが実際の行動にどのように影響を与えるかについてお話しいたしました。 災害をVRで疑似体験することで、実際の災害発生時に迅速で効果的な対応ができるよう、参加者の行動変容が促されたことが「ジャパンレジリエンスアワード2024」で高く評価され、国からの表彰に至った背景も説明いたしました。
救急隊員との意見交換とVRの活用
体験会後、山口市消防本部の救急隊員の皆様と、救急搬送時のオペレーションにVRをどのように活用できるかについて意見交換を行いました。 現場での判断や対応をシミュレーションするためのツールとして、VRが今後どのように訓練に役立つかについての議論が行われ、非常に有意義な情報交換の場となりました。
山口市消防本部ではすでにVR技術を導入し、災害や救急医療の分野での研究が進んでいます。 私たちも消防や救急の現場での実践的な取り組みについて多くのことを学ばせていただき、現場の皆様のご経験と想いを取り入れ、今後の技術開発に大いに活かしていきたいと考えています。
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