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執筆者の写真広報SC

南島原市防災訓練で見えた、VR防災教育の可能性

■地理的特徴

南島原市は、長崎県島原半島の南端に位置し、東に橘湾、西に有明海を臨む半島特有の地形を有しています。

特に布津地区は布津断層に近接する地域であり、地震や津波のリスクが常に存在する地理的特性を持っています。


10月26日に実施された布津地区での防災訓練に、弊社の災害体験VRが採用され、地域に住まわれる方々に災害の疑似体験をしていただく機会を得ました。



■ 地域特有の課題に向き合う

南島原市、特に布津地区は布津断層に近接し、地震や津波のリスクを抱える地域です。

今回の防災訓練では、マグニチュード7.0、震度6強の地震発生と、それに伴う津波襲来を想定したシナリオが組まれました。


■ 防災訓練の新しい形

従来の避難訓練や消火訓練に加え、最新のVR技術を活用することで、より実践的な防災体験を提供。

訓練へご参加された約180名の方のうち、多くの方々に災害体験VRを体験してくださいました。


■ ご体験いただいた方からの声

  • 「音声と映像がマッチしていて臨場感があり、思わず動いてしまった」

  • 「次回訓練時も再度体験したい」

災害体験VRによる体験が、従来の座学や説明では得られない強いインパクトを与えることを示しています。


■ 新たな発見と課題

また、「待機者にも2D映像で共有してほしい」という声もいただき、より多くの方々と体験を共有する方法について、新たな課題も見えてきました。 ▶ VRゴーグルを使用しない児童への展開も行っています!


■ 今後の展開

南島原市様から、災害体験VRの有用性を高く評価いただきました。 地域の防災力向上のために、VR技術を活用した新しい防災教育の形が、着実に根付きつつあることを実感しています。 防災は『与えられるもの』から『共に創るもの』へ。

地域の皆さんの『自分事』として防災を捉える意識の変化が、これからの防災には不可欠です。


私たちは、この経験を活かし、より効果的な防災教育ソリューションの開発に取り組んでまいります。

災害に強い地域づくりには、最新技術の活用と、地域の実情に合わせたカスタマイズが不可欠です。

今後も、各地域の特性や課題に寄り添いながら、防災教育の新しい可能性を追求していきたいと考えています。


 

■ 地質学的背景 布津断層は、島原半島南東部を走る活断層で、今後30年以内にマグニチュード7.1程度の地震が発生する可能性が指摘されています。

この地域特有の地質構造は、防災対策を考える上で重要な要素となっています。


■ 人口構成と社会特性

  • 高齢化が進む地域社会

  • 沿岸部に集中する居住地域

  • 農業・漁業が産業の中心となり、これらの特徴は、災害時の避難行動や防災計画を考える上で重要な要素となっています。


■ 防災上の課題

  1. 沿岸部における津波リスク

  2. 布津断層による地震リスク

  3. 高齢者の避難支援体制の整備

  4. 地域コミュニティの防災力強化


■ 地域の強み

  • 古くからの地域コミュニティの結びつき

  • 歴史から学ぶ防災意識

  • 行政と地域が一体となった防災への取り組み

  • 新しい技術導入への積極的な姿勢

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