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執筆者の写真広報SC

糖尿病体験VR/岡山大学研究協力会 産学共創チャレンジ成果発表

更新日:7月30日





2024年6月27日、岡山大学創立50周年記念館金光ホールにて、「令和5年度産学共創促進チャレンジ事業中間成果発表」が開催され、私たちは「糖尿病治療効果の改善と健診受診者の医療受診率向上を目指したVRの作成」の中間報告として発表いたしました。

糖尿病VRの発表内容

この発表では、岡山大学病院糖尿病センターとの共同研究に基づき開発された「糖尿病VR」の開発から、第一章「心筋梗塞になる様子を血管内部から体験」から、今後の展開までを紹介いたしました。


コンテンツの特徴

喫煙や不健康な生活などの行動が血管に与える影響を、血管内部からリアルに体験できるVRコンテンツです。


血管の壁が弱くなり、傷ついて脂肪が内部に入り込み、血栓ができる過程を視覚的に観察することで、糖尿病のリスクを理解することができます。


3DCG技術を用いて再現された血栓や心筋梗塞のプロセスを再現し、Meta QuestやPICOなどの様々なデバイスで視聴可能参な様に開発を進めました。



ご体験くださった方からのご意見、ご感想

岡山大学の那須学長、三村副学長をはじめ、多くの参加者の方にご体験いただき、具体的なご意見や感想が寄せられました。


「VRでの災害体験は迫力があった。」 「火災のVR体験を通じて、避難広報にどう活かし続けるかが課題。」


「(他所で体験した際は気持ち悪くなったが)VR酔いをせず、視聴しやすかった。」


「小中学校向けの防災減災教育で使用したい。」


「企業での防災訓練で使用したい。」


その他に、3DCGでの再現方法やUE5を使ってのインタラクティブコンテンツの開発、既存のデバイス以外の制御方法についてなど、多くのご質問をいただきました。


今回の発表を踏まえ、今後もVR技術を活用した医療教育コンテンツの開発を進めてまいります。


次回は、 日本災害看護学会第26年次大会

(茨城市、2024年8月31日〜9月1日)

Bio Japan

(パシフィコ横浜、2024年10月9日〜10月11日)

ぼうさいこくたい2024 in 熊本

(熊本城ホール、 熊本市国際交流会館、 花畑広場、2024年10月19日〜20日)

※災害VRと併設展示


での展示を予定しています。


今回の発表に際し、多大なるご支援を賜りました岡山大学、岡山大学病院糖尿病センターの四方教授はじめ研究チームの皆様、岡山大学研究・イノベーション共創管理統括部、そして日頃からラボの管理を行ってくださり、糖尿病センターへご紹介くださった岡山大学病院新医療研究開発センターの仙石喜也先生に心より感謝申し上げます。


この催しを通じて、多くの方々に「糖尿病VR」の可能性を知っていただくことができました。

私たちは、これからも社会のために一層の努力を重ね、より良い成果を目指して参ります。


今後も医療現場や教育現場での活用を目指し、さらなる研究と開発を進めていきます。

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