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執筆者の写真広報SC

淡路市危機管理部での災害体験VR説明会の報告

更新日:7月16日

淡路市危機管理部にて、災害VRの説明会を開催しました。


淡路市の歴史や特性を紹介しながら、私たちの取り組みについて報告いたします。



説明会の背景と目的

淡路市民のための防災減災教育を目的とした災害VRの説明会を行いました。

私たちは産学官連携の一環として、『心理学×VRで火災による死者をゼロへ』という研究を行っており、その中で培われた技術や経験が詰め込まれています。


4年間にわたる研究の中で、特に安全性とVR酔いの軽減に注力し、試行錯誤を繰り返して作り上げたこの災害VRは、これまでに事故や怪我等の問題は一切発生しておらず、現在ではVR酔いを感じる人もほとんどいない事も大きな強みです。


淡路市の観光、歴史、地形、自然

淡路市は兵庫県淡路島の北部から中部に位置し、東に大阪湾、西に播磨灘を臨みます。

美しい自然と豊な歴史に恵まれた淡路島は日本神話に登場する「国生み神話」の舞台として知られており、多くの神社や史跡が点在しています。

淡路島自体は、日本神話に登場する「国生み神話」の舞台として知られており、多くの神社や史跡が点在しています。観光スポットとしては、明石海峡大橋や淡路夢舞台、国営明石海峡公園などがあり、四季折々の美しい風景が楽しめます。また、淡路島は美味しい食材の宝庫でもあり、淡路ビーフや淡路玉ねぎなどの特産品が有名です。 


懸念される災害

淡路市は、その地形の特性から、地震や津波、台風による水害、土砂災害のリスクが高い地域です。

特に、南海トラフ巨大地震が懸念されており、防災対策が非常に重要です。

私たちは、災害VRを通じて市民の皆様の防災意識を高める事に貢献出来ればと考えています。 


淡路市は、その地形の特性から、地震などの自然災害だけでなく、水害や土砂災害の気象災害リスクも存在します。


そこで地震、土砂、水害も含む複数の災害VRコンテンツを、今回の説明会では提供いたしました。


この取り組みは、内閣官房国土強靭化計画やジャパンレジリエンスアワード2024での優秀賞受賞といった高い評価を受けた研究から派生した火災などのコンテンツも含み、品質の高い災害の疑似体験を行うことが出来ます。



説明会の詳細

私たちが提供するVRコンテンツは、3DCGで作成されたリアルな映像が特徴です。

専門家の監修を受けたこのコンテンツは、視聴者に迫力ある体験を提供し、リアルな災害の怖さを実感させることが出来ます。



使用実績と成果

体験者の方々からは、「非常にリアルだった」「とても怖かった」などのご感想と共に、デバイスの使用時間や性能についてのご相談もいただきました。


大体1回のフル充電で、3時間程度稼働が可能です。


また、私たちの災害VRの特徴は、インタラクティブに動くものではなく、定位置で動かず安全に視聴を行うことが出来、また視聴後、次の人へデバイスを渡して装着してもらうだけで体験を行うことの出来る運用効率の高いデザインになっています。

災害時の対応方法について

災害VRの説明会において、「災害時にどう対応すれば良いかという内容は無いのか」という質問をいただくことがあります。

私たちのコンテンツは、災害の体験を重視しており、地域ごとの具体的な対応方法や広報は含んでおりません。

その理由は、地域によって災害時に伝えるべき内容や言葉が異なるためです。

しかし、ご要望も多く、今回、新たにレンタル用災害VRコンテンツへ、注意、指導内容を一部追加いたしました。



またオプションとして文字テロップや音声ガイドの作成・挿入も可能ですので、ご相談いただければ対応いたします。 

今後の展望

私たちは、災害の体験に留まらず、教育に関するコンテンツをさらに充実させていく予定です。

新しいコンテンツが追加される際には、随時情報の発信を行ってまいります。


地域の皆様と協力し、より安全で安心な社会の実現に貢献できるよう、努力を続けてまいります。


私たちの災害VR取り組みについて詳しくは、以下のリンクをご参照ください。


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