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「防災・減災×サステナブル大賞」での奨励賞受賞/産学官、私たちの研究チームが描く未来

更新日:4月2日

この度、私たち産学官研究チーム(岡山市消防局、岡山大学岡崎善弘准教授、株式会社白獅子)が東京ビッグサイトで開催された表彰式にて、「防災・減災×サステナブル大賞」奨励賞を受賞したことを、これまでご支援いただいた皆様と会社をさせてくださっている皆様への感謝を持って報告いたします。


岡山大学の岡崎善弘准教授、岡山市消防局と共に実施した、3DCGによるVRの技術を用いた減災研究プロジェクト『心理学xVRで火災による死者をゼロへ』がこの度、評価され奨励賞を受賞しました。





プロジェクトの背景

映像制作やインタラクティブシステム開発の受託に加え、私たちは岡山大学教育学研究科の岡崎善弘准教授、岡山市消防局と連携し、VRや動作認証システムを使った減災研究へ3年間取り組んでいます。


近年、住宅火災は減少傾向にあるものの、火災による死傷者は増加している現状があり、この矛盾を解消するために、私たち研究チームは行動を分析し、避難を促す新たな手段を模索しています。



研究の方法と中間結果

私たちのアプローチは、VR技術を活用して実際の火災場面を再現し、65歳以上の高齢者や20歳前後の若年層が火災時の体験をVR空間で体験し、それぞれの行動データを取得し、心理学の分野で行動を分析することです。


この研究は火災発生時の避難行動や予防行動の改善に貢献することを目指しています。


昨年度は住宅火災体験VRを使用した後のマイタイムライン筆記テストで、参加者の思考時間が伸び、行動変容が見られる結果が得られました。



受賞の意義と今後の展望

産学官連携の研究として、この研究プロジェクトが受賞したことは、この取り組みが社会に与える影響の大きさと可能性を表し、また新たなスタートでもあると捉えています。


岡山市消防局にとっては、市民の安全を守るための避難広報の方法を新たに確立した重要な研究結果をもたらせたと確信しています。


また、この受章を通じて、私たちの取り組みが広く社会へ認知されることで、住宅火災に対する市民一人ひとりの意識が変わり、適切な行動がとれるようになることを期待しています。



SDGsへの貢献と社会への影響

この研究プロジェクトは、特にSDGsの「11.持続可能な都市とコミュニティを実現する」に貢献しています。


災害に強いコミュニティの構築を目指し、住宅火災からの安全な避難方法を普及させることは、持続可能な都市開発と密接に関連しています。


更にこの取り組みは「3.すべての人に健康と福祉を」にも貢献しており、災害時の安全な行動が人々の健康と生命を守ることに直結します。



「防災・減災×サステナブル大賞」での奨励賞受賞は、私たち研究チームが示した、科学と技術を駆使して社会的な課題解決へ真摯に向き合う姿勢と行動を国内外に示した結果と捉えています。


未来への展望として、この研究プロジェクトが、より多くの防災・減災に対しての自助・共助の連鎖を生み出し、持続可能な社会の構築に貢献していくことを心より願っています。







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