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医療従事者の方へ診察の際のウィルス増殖の危険性を伝えることを目的として、この感染症対策教育用のVRコンテンツを開発しました。

感染症対策の視覚化による医療教育向けVRコンテンツの開発

 

①導入

本映像コンテンツの開発経緯は、萩谷准教授からの相談に端を発します。

具体的には、「手指衛生を行わない結果として生じるウィルスの増殖を視覚化し、医療従事者や学生にその重要性を効果的に伝える手段」としてのVR利用の可能性が探求されました。 

②開発プロセス

1、初期段階

リスニングを重視し、求められるニーズの明確化を行いました。

これに基づき、技術的な提案とコンテンツのデザイン方針が設定され、初期のコンセプト作成がしました。

 

2、撮影

医学部の学生さんを患者役とし、8K VRカメラを頭部に取り付けての撮影を実施。

複数回の撮影を行いながら、最も効果的なカットを選定。

 

3、編集と合成

撮影データにウィルスの増殖をシミュレーションした映像を合成。

360度VR視聴に最適化されたテロップ作成と、VR酔いを最小限に抑えるための編集を実施しました。

 

4、検証

複数回の実機テストを行い、合成映像の自然さやVR酔いの有無を確認。

弊社の方針として、「誰もが快適に閲覧できる内容の提供」を重視している。

 

③ユーザビリティと効果性

本映像コンテンツは、岡山大学医学部の演習にも使用されています。

教育の場における効果性と使用感の検証を行いながら、さらに使いやすく、私たちは何よりも教育的な効果が高いコンテンツ開発を常に目指しています。

指導者が無駄な説明を最小化し、受講者に迅速かつ効果的に情報を伝えられるよう、常に改良の取り組みを続けています。
 

④技術の応用

特に災害時における非衛生的な環境下での具体的な感染リスクを視覚化し、教育することで、現場の医療従事者がより効果的に感染症対策を実施できるよう微力ながら支援出来ればと考えています。

 

⑤還元の意義と使命

1、研究者への還元

日夜、災害、医療の向上のために尽力している研究者の方たちに、私たちの技術や知見を還元することで、彼らの研究や実践に新たな価値をもたらすお手伝いが出来ればと考えています。

 

2、使命の確立

私たちの究極の使命は、技術を通じて災害医療の現場をサポートし、より多くの命を守ることです。

 

この使命に従い、継続的な研究と開発を進めて行きます。 

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