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薬局での医療従事者の方へ地震、災害時の対処、避難誘導を日頃から意識することを目的として、この薬局地震体験のVRコンテンツを開発しました。

薬局地震体験VR:災害時の薬局の役割と課題

 

①はじめに

災害時、医療品としての薬の重要性は計り知れない。

特に都市部では、地震が薬局に与える影響は甚大であり、薬剤師としての職責は極めて重要になると考えられます。

本映像コンテンツ開発は、地震発生時の薬局内での状況や薬剤師の対応をVR技術を用いて再現し、研究者や教育者の方が薬局での地震発生の経験と安全確保を日頃から意識することを目的とした教育用コンテンツです。 

 

②薬局地震体験VRの目的と開発背景

地震発生時に薬局内で何が起こるのか、またその後どのような対応が求められるのかを視覚的に体験することで、実際の災害時に備えるための教育補助を行うことを目的に開発されました。

従来の地震映像では、震災の悲劇を伝えることは可能ですが、実際の地震の「体験」は不可能でした。

このVRコンテンツは、地震災害時の疑似体験を行うために開発されました。

 

③開発過程

開発初期段階では、実際の薬局内の動きや地震発生時の対処の調査検証を行いました。

地震後の避難経路確保や、その他の災害対策も組み込み、特に54秒辺りから展開される地震のCGシーンは実際の状況に近いシミュレーションを何度も行い実現したものになります。

 

④今後の展望

本コンテンツのさらなる発展型として、多様な地震シナリオや異なる薬局の状況への適応など、更に詳細なシミュレーションの導入を調査、考案中です。

そして、本コンテンツ開発の経験や成果を、研究者や教育者の方と共有し、災害医療の教育における更なる進展へ微力でも貢献出来ればと考えています。

 

⑤開発への想い、未来へ

私たちの目指すもののは、災害医療の教育への具体的な貢献です。

このVRコンテンツを通じて、現場のニーズを満たす技術や知識の還元が出来るよう常に情報を集積し、必要とされるツールをデザインし、技術を磨き開発を行うことが私たちの使命です。

熱い思いで日夜研究を続ける研究者、教育者の方々との連携を通じ、更なる革新へ貢献出来ればと考え努力を惜しまず開発を行います。

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